浮き輪状の脂肪がたまりやすい原因

あなたは颯爽とした歩き方ができているだろうか。

手を体の前だけで振って歩幅も小さい”たらたら歩き”の女性が多い。

体のひねりが足りないことや、ひねりやすさに左右差があることが原因。

歩く時にひねりが不足するので、浮き輪状の脂肪がたまりやすい。

 

左右のゆがみは体を左右に回すと見つかる。

手を伸ばしたチェックで、左には大きく回るが右には回りにくい時は、左側の広背筋が硬く、右へのひねりを邪魔している証拠。

腕をクロスさせて左に大きく回る時は、左の脇腹からお腹の真ん中にかけて斜めに走っている外腹斜筋が伸びていて、柔らかく弱い。

 

ひねりやすい方向ばかりに動かしていると、ゆがみはどんどん悪化していく。

実はひねりやすい方向こそ要注意。

ひねりの力が常に加わり、酷使されて痛みが出ることが多い。

一方、回しにくい側は硬くて動かないから、脂肪が定着しやすい。

 

弱った側の筋肉を鍛え、硬い側の筋肉をストレッチできるのがクロス四つばい体操。

1回行うと、歩く時のももを上げてひじを後ろに振るという動きがぐっと軽やかになる。

 

体をひねって左右のゆがみをチェック

机の上のものを目印にして体を左右にひねってみる

 

机の前でいすに深く腰掛け、へその正面になる位置に目印を置く。
(例:リンゴを机に置く)
両手の手のひらを上に向けて小指をそろえ、目印に向けて伸ばす。

その姿勢のまま、上体を右に目いっぱいひねったところにまた別の目印(リンゴ) を置く。

左も同様に。

 

主に広背筋の左右差が分かる。

正面のリンゴを時計の文字盤の12時とした時、両側に置いたリンゴが2~3時、9~10時に左右さなく置かれていればゆがみはない。

腕を体の前でクロスした状態でひねってみる

両手をクロスさせて、胸を押さえる。

ひじが体から離れないようにしながら、上体を左右にひねり、動ける範囲の左右差を見る。

ひねるときに肩に力を入れて無理矢理ひねらないこと。

外腹斜筋の左右差が分かる。

 

左右のゆがみチェック

◆右に大きく回る

⇒左右のゆがみ【右弱タイプ】

手を伸ばしたチェックで、右の方に大きく回る人は、右側の広背筋が硬く、左側の広背筋の力が弱く伸びている。

手をクロスしたチェックで右が大きく回る人は、右側の外腹斜筋が弱く、左側の外腹斜筋が硬い。

痛みが出るのは右側。

 

◆左に大きく回る

⇒左右のゆがみ【左弱タイプ】

手を伸ばしたチェックで、左に大きく回る人は、左の広背筋が硬い一方、右の広背筋の力が弱く伸びている。

手をクロスしたチェックで左に大きく回る人は、左の外腹斜筋が弱く、右の外腹斜筋が硬い。

痛みが出るのは左側。

 

前後のゆがみを取る

壁の前に力を抜いて立ち、腰の後ろに手を入れてみる

靴は脱ぎ、素足で壁からかかとを5cmほど離して立つ。

頭とお尻と背中を壁にぴたっとくっつけ、自然に力を抜く。

壁と腰の隙間に手を入れてみよう。

壁と背中の隙間がちょうど手のひら1枚分ほどなら、前後のゆがみはない。

 

◆ベタ腰タイプ

壁と腰の隙間に手が入れにくい、あるいは入らない人は、腰のカーブが小さすぎて骨盤が後傾した「ペタ腰」タイプ。ももを持ち上げる腸腰筋が弱いため、歩き方はすり足でつまづきやすい。階段を上るのがつらくて、ついエスカレーターを使う。

 

◆反り腰タイプ

壁と腰の隙間に手がすっぽりと入り、余裕がある人は、腰の反りが強くて骨盤が前傾している「反り腰」タイプ。大殿筋と腹直筋の力が弱い。歩き方は、小股で腰を反って歩き、お腹が出て見える。常に腰に負担がかかるので、長く歩くと腰が痛くなる。

 

ペタ腰タイプのゆがみ取りエクササイズ

股関節の前側とひざの後ろ側がピーンと伸びきって骨盤が後傾しているタイプ。骨盤を正しく起こす姿勢ができるように、股関節を伸縮させる腸腰筋を鍛えることが大切。

もも上げ体操
伸びきった腸腰筋を鍛えて骨盤を起こせるようにする

姿勢正しく、骨盤をしっかり立ててイスに座り、両手を重ねて片方の膝の上に置く。
この姿勢で片側のもも全体を持ち上げて5秒間キープ。
慣れたら両手で力を加え、手と足でグーッと力比べをするようにして。
左右交互に、10~20回繰り返す。

もも上げは階段でもできる

階段を上がる時には、頭のてっぺんが天井からつり下げられている意識で、背筋を伸ばしてももを高く上げて階段を上ろう。ももを高く上げると、その瞬間に腸腰筋がぐっと刺激される。

 

ペタ腰タイプのゆがみ取りエクササイズ

腹直筋が緩んで伸び、骨盤を正しい位置におさめる大殿筋も緩んで、骨盤が前傾しているタイプ。腹直筋と大臀筋を鍛えることが大切。

ゆりかご体操
弱い腹直筋・大殿筋を鍛えれば腰は反りにくくなる

体育座りをして、両手を膝の上に置き、肘が伸びる角度まで状態を後ろに倒す。
後ろ側に重心を移して、肩甲骨が床に着きそうになる手前で前側に重心を戻し、今度は足裏が床に着きそうになる直前でまた後ろ側に・・・というように、前後にゆっくりと5~10回往復する。

自分のゆがみに気付くことが大切

脂肪が気になる部分やたるみがあるなら、まず、なぜそこに脂肪がつくのか、自分のゆがみに気付くことが大切。

人は本来、自分が楽と感じる方向に体を動かす。

そうして長年のうちに癖になった体の使い方がゆがみを作る。

 

前後や左右にゆがみがあると、使う筋肉が偏り、せっかくウォーキングやランニングをがんばっても使われない筋肉はそのまま。

筋肉は動かなければ血液やリンパ液を流すポンプ機能を果たせず、脂肪は燃焼されにくい状態になる。

 

まずは自分の前後のゆがみをチェックしよう。

かつては反り腰タイプが多数派で、ペタ腰は妊婦さんや太った人ぐらいでしたが、最近はだらしない立ち方のペタ腰タイプがすごく増えている。

 

重力に負けて楽な姿勢をとった結果、腰が反っているのが反り腰で、体重を後ろに預けているのがペタ腰。

どちらも普段はお腹やお尻の筋肉に力を入れない為、お腹にもお尻にも脂肪がつきやすい。

弱った筋肉を鍛え、凛とした姿勢で立てる体の軸を作ろう。

これがウォーキングの基本になる。

 

歩く時間を引き締めタイムに

ぽっこり出るお腹や気になる脇腹のぜい肉は、体のゆがみを放置している証拠。

ゆがみがある状態ではせっかく運動してもダイエットの効果は発揮されにくい。

ゆがみを正すエクササイズと体をクロスに刺激するウォーキングでしなやかに引き締めよう。

 

どうして歩いても痩せないの?

今の女性に多いゆがみが原因で、筋肉が大きく使われないから。

前後・左右のゆがみを抱えたままでは、歩いても使われる筋肉が偏ってしまう。

写真のような歩き方では、使われない筋肉の周囲は血流も代謝も低下。

これでは脂肪が付いていくばかり。

せっかくウォーキングをしてもダイエット効果が小さい。

 

⇒前後のゆがみをチェック

前後のゆがみは立ち姿で簡単にチェックできる。

腸腰筋や腹直筋の状態で骨盤の前後のバランスが崩れる。

タイプにより鍛えるべき筋肉が異なるのでまずはチェックを。

 

⇒左右のゆがみをチェック

手を正面に伸ばした状態で体を左右にひねってみよう。

回る角度の違いが脇腹の外腹斜筋や背中の広背筋の左右バランスの崩れ。

これが体の左右差や浮き輪状のぜい肉を生む。